晴れ空男子
「美雨大丈夫?」

「…うん…空こそ大丈夫なの?」

「俺は全然大丈夫。人のこと気にする前に自分のこと気にしろよ」


「それは空でしょ」





 雨嫌いなのにわざわざ迎えに来てくれて…。





「…ま、車は大丈夫そうね。律君だけでも乗っていかない?」

「いや結構です」

「……そぅ」




 明らかに私を睨むと車をだして行った。




「なんだあの女、性格悪そー」

「美雨の先輩」

「へぇ…」



 雷におびえながら空に抱きついて帰った♪




 空はちょっと震えてた。





 やっぱり大丈夫なんかじゃないんでしょ?





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