晴れ空男子
 *美雨*





 ガチャッという音と共に屋上の扉が開いた。





「空!!」


「…あ?」






 ヤンキーみたいな人たちがぞろぞろと入ってきた。





「おっ♪」





 え?





 なんかこっちにみんな来るんですけど―…。




「美雨ちゃんじゃん」

「そうですけど…っ」


「かっわいー」




 

 空に…可愛いって言われた時はすっごいドキドキして嬉しくて…照れたのに…




 この人達に言われたら呆気なくて寂しいものに感じた。





「これから俺らと遊ぼうぜ?」




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