晴れ空男子
「ちょっと考えてもいい」

「…そうします」




 空は部屋に戻って行った。





「美雨」

「…なぁに?」

「空君が好きなんだろ?」

「え?」




 私が空を好き?





 好きだけどさ…恋愛的な意味で?




 どの意味で聞いてるの?





「恋愛的な意味で」




 パパは私の考えてることを悟ったのかサラッとそう言った。





「えと…」




 自分でもわかってないのに答えられない。





「わかんない」

「そうか…」





 パパは考えだした。





< 68 / 296 >

この作品をシェア

pagetop