悪女



「そう……ですか」



「ごめん…気分悪くしたかな?」



私は首を左右に振った



「嫌なこと思い出させてしまいました」



「理香さん…場所をかえようか」



「え?友人を待っているのでは?」



「約束の時間とっくに過ぎてるしもうこないですよ」



来るわけないじゃん



死んでるんだから



「そうですね」



私は席を立った



「もっと落ち着けるところにいきましょうか」



「はい」



私と蓮は店をでた



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