悪女



私だって女だから



男と話すのには少し勇気が必要だった



なんだろう……



意識してたのかな?



でもそれは『玲』だった時の事



私は自分を捨てた



私は存在しない偽りの人間



ただ一人の女のために人間を殺す



―――悪女



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