飛べない天使は歌う
「変な名前だな…」
そうだろうか?
俺からしたらアニスの方が珍しいのだが…
「なぁアニス。帰る方法知らないか?」
駄目もとで話して見ると
アニスは俺の前にしゃがみこんだ
「無いことはない」
「本当か!?」
アニスは無言で頷く
「付いて来い。此処はまだSSSの監視下にあたる」
アニスは立ち上がり
歩き出す
それに続くように
俺もゆく
「アニス。そのSSSってなんだ?」
「新政府世界連合同盟だ」