飛べない天使は歌う
歩き歩いて行き着いたのは俺の身長の何倍もある壁
「しまった…。ウエストにでてしまった…」
なんだ?
何か良くわからんが駄目なのか?
「別にここからでも入れるが彼奴がいるのはノウスのエリアだ」
アニスは丁重に応えてくれるぅ……てか…
「心読むなよ…」
俺にもプライバシーってものがあるんだぜ…?
「仕方ないじゃないか…。読みたくなくても流れてくるんだ勝手に…」
アニスはどうしよも出来ないと俺を見て言った
「力抑えたり出来ないのか?」
常にテレパシる感じ?
…なんかそれ疲れそう
「僕に出来ない事なんてないよ。ただ…」
「ただ…?」
アニスはそっぽを向いた
「原因はわからんが抑えてもお前の思考が流れてくるんだよ。」