世界一☆プリンセス
「葵ちゃんと大和が…婚約者?」
大輔がポカンと口をあけて俺を見つめた。
静かにうなずくと、大輔も納得したようにうんうんとうなずく。
「まあありえねー話じゃねーよな。二人とも金持ちだもんな~」
「ああ」
「え、じゃあ何? お前ら数年したら結婚すんの? 美男美女じゃん!! やべー子供の顔見てぇ!!!」
一人で勝手に盛り上がる大輔を手で制すると、俺は口を開いた。
「葵は知らねー。んで、結婚するかどうかも分かんね」
再びポカンとする大輔。
「何それ。婚約者って言えんの?」
「…父さんは俺の意思で決めろって言ったんだよ」
「でもお前ら付き合ってんだろ?」
「……仮に?」
俺が疑問形に答えると、大輔は急に黙り込んで、それから確かめるように言った。
「それさ…大和、初恋じゃね?」
大輔がポカンと口をあけて俺を見つめた。
静かにうなずくと、大輔も納得したようにうんうんとうなずく。
「まあありえねー話じゃねーよな。二人とも金持ちだもんな~」
「ああ」
「え、じゃあ何? お前ら数年したら結婚すんの? 美男美女じゃん!! やべー子供の顔見てぇ!!!」
一人で勝手に盛り上がる大輔を手で制すると、俺は口を開いた。
「葵は知らねー。んで、結婚するかどうかも分かんね」
再びポカンとする大輔。
「何それ。婚約者って言えんの?」
「…父さんは俺の意思で決めろって言ったんだよ」
「でもお前ら付き合ってんだろ?」
「……仮に?」
俺が疑問形に答えると、大輔は急に黙り込んで、それから確かめるように言った。
「それさ…大和、初恋じゃね?」