世界一☆プリンセス
一瞬、大和が真剣な顔になった。
「嫌われるも何も…俺お前以外にキスしねーし」
「何それ、大和好きな子いないの?」
「…俺は好きな奴以外にキスしねーよ」
大和にじっと見つめられて、またバクバクしてきた。
「ふーん。そうなんだ」
私以外にキスしなくて、好きな奴以外にキスしないってことは…今は好きな子いない、ってことだよね。
何か安心して、私は強く抱きついた。
「葵?」
「よかった、大和好きな人いないんだ!」
「は?」
見上げると、驚いた顔の大和。
「だって、好きな子以外にキスしないんでしょ? 私以外にキスしないってことは好きな子いないんじゃない」
「……どんだけ鈍いんだよ」
大和はため息をつくと、私の頭を撫でた。
「…ま、まだ俺が焦りすぎてんだよな…」
「え? 何?」
聞こえなくて首をかしげると、触れるだけのキスを落として。
「今はまだ教えるだけだけど。長期戦で行くから覚悟してろよ、お姫様」
そう言って…王子様みたいに微笑んだ。
…その笑顔に見とれて、バクバクが激しくなったのは言うまでもない。
「嫌われるも何も…俺お前以外にキスしねーし」
「何それ、大和好きな子いないの?」
「…俺は好きな奴以外にキスしねーよ」
大和にじっと見つめられて、またバクバクしてきた。
「ふーん。そうなんだ」
私以外にキスしなくて、好きな奴以外にキスしないってことは…今は好きな子いない、ってことだよね。
何か安心して、私は強く抱きついた。
「葵?」
「よかった、大和好きな人いないんだ!」
「は?」
見上げると、驚いた顔の大和。
「だって、好きな子以外にキスしないんでしょ? 私以外にキスしないってことは好きな子いないんじゃない」
「……どんだけ鈍いんだよ」
大和はため息をつくと、私の頭を撫でた。
「…ま、まだ俺が焦りすぎてんだよな…」
「え? 何?」
聞こえなくて首をかしげると、触れるだけのキスを落として。
「今はまだ教えるだけだけど。長期戦で行くから覚悟してろよ、お姫様」
そう言って…王子様みたいに微笑んだ。
…その笑顔に見とれて、バクバクが激しくなったのは言うまでもない。