巡愛。〜ずっと傍にいて〜(仮)

まさか天野川君が本当に好きなのって・・・。



「入学式で会った時から解ってた、岡田があの人の生まれ変わりだって。同じクラスになって、席が隣で・・・運命だと思ったのに・・・。」



「天野川・・・前世の俺は忘れてくれないか。」



天野川君の告白に、健ちゃんは動揺するばかり。



「忘れろっていうの!?あんなに何度も俺を抱いて、俺だけだって言ったくせに!!浮気者・・・っ何で俺じゃないんだよ・・・っ!!岡田のバカーっ!!」



女の子みたいに涙を流し、殆ど叫びながら天野川君は飛び出して行ってしまった。



「天野川・・・!!・・・相変わらず逃げ足が早い・・・。結衣さん・・・騒がせてすまない。」



申し訳なさそうな健ちゃんだけど。


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