巡愛。〜ずっと傍にいて〜(仮)
「え…っ!」
真面目な顔して言う健ちゃんだけど…私は妙に照れてしまった。
料理の腕は本当に普通だと思うから。
「岡田ってば、真面目なくせにサラッと恥ずかしいこと言うよなー。ベタ惚れって感じ?」
「…っ!天野川…っ!」
ニヤニヤしてる天野川君に、更に恥ずかしくなる。
そして健ちゃんも同じみたいで、天野川君に文句を言っていた。
健ちゃんの耳が赤くなってて、私は少し嬉しくなって。
ルンルンしながらキャベツをカゴに入れた。
「あ、待って!福引き券が溜まってるから、やっていってもいいかな?」