巡愛。〜ずっと傍にいて〜(仮)


「今夜は…俺は帰ろう。ゆっくり休んでくれ。…何もできず…本当にすまない。」



健ちゃん…違うの。


私は健ちゃんと結ばれること…望んでたのに…。


「…ごめ…っ…ごめ…んね…?」



「あなたが謝ることはない。…気にしなくていい。また…落ち着いたら、連絡してくれ。じゃ…お休み。」



優しく微笑む健ちゃんだけど…傷付いた顔をしていた。


だけど…私は動けなくて。



「…うん…っ」



健ちゃんの悲しそうな背中を、見送るしかできなかった。





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