巡愛。〜ずっと傍にいて〜(仮)
相原結衣の場合。④
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「政虎様、今宵は月が綺麗でございますわよっ!」
我が自室に遠慮なく飛び込んでくる女性・・・彼女だ。
我が自室に断りなく入り込んでくるのは、彼女しかいない。
事実上、人質という立場であるのに・・・彼女は無邪気で元気だ。
「・・・月はあまり好かぬ。」
「またそんなこと仰って!折角綺麗ですのにー。」
頬を膨らませて拗ねる様は子供の様で愛らしい。
花のように麗しい容姿であるにも関わらず、まるで子供のように純粋な彼女と居ると、気は和む。
「ねぇ・・・政虎様。政虎様は・・・いつまで戦い続けるの?」