足音〜with you〜


「ゆうりって好きな奴いんの?永久」


いきなり呼び捨て

でも永久くんだからいっか


私は一様、苗字にしとこ


「いないよ〜高木くんは?!ゆーり」


いるよ、でも本人に言えるわけないしっ


「秘密wてか永久でいーよ。永久」


秘密って…

いるってことだよね。


あぁ、メール1文で勝手に
舞い上がって勝手に
落ち込んで馬鹿みたい私。



チラっと時計をみると

もうすぐ1時をさしていた


どんだけメールすんだ


迷惑かもしれないし嫌だけど
終わらなきゃね


「分かった、永久ねッ!ぢゃおやすみっ。ゆーり」


ピッ



やっと携帯を離した私



なんかメールしてると

もっと近づきたくなった


永久くん、あ、永久と

喋ってみたいな…とか

遊んでみたいな…とか


しまいには


付き合いたいな…とか




永久は人気者でモテモテ


可愛い女の子だって永久に
めろめろ

永久だってほっとくわけないもん



私は永遠に永久の人生にはいることは


できないのかもしれない
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