足音〜with you〜


お母さんに話すと何故か
逃げたくなくなった

携帯をとりだす

永久からの電話は12時で
途絶えていた

ごめんね…永久……


「ゆーり?今日、ゆーりと永久くん二人して休み〜?教科書借りようと思ったのにぃあんまラブラブすんなよ〜(笑)なつ」


小学生のとき仲良くなった
なつからのMail

親友と呼べるほどお互いに
好きだったし信頼してた

「永久とはさよならした。また話聞いてね?教科書ごめんね。ゆーり」



フッ


Mailで永久と打つだけでも胸がぎゅって
苦しくなった



こんな悲しい未来、誰が予想してたかな、
理想だったかな、


私はこんな未来望んでなかったよ



ただ当たり前の幸せで毎日を
過ごしたかったんだ



手にもっていたケータイが震える


着信・永久



そうだよね、永久も学校休んだんだよね




このまま逃げるわけにはいかない



「ゆーり?なんなんだよ、あのMail、意味わかんねえ」


永久の悲しくて怒りのこもった声が聞こえる


「冷めたの。」



私がはいた言葉

最低って分かってるけど永久に私のこと嫌いになってほしい

ただ自分がそうしたいだけなのに

言い訳って分かってる


でも永久と私は似合わないよ。




「俺と付き合ってるってばれたんだろ…?」




え……………………………………



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