足音〜with you〜

その日を境に私を避けるようになった

怖くて怖くて嘘だと言ってほしくて
みんなにMailをした



「ゆうりのこと嫌い…?」



かえってきた返事は求めていたものなのに
全部、嘘だと分かってしまった


「なんでーゆうり大好きだしっ♪まゆ」

「嫌いぢゃないしーどしたあ?みく」

「なんか言いたいことあったらゆーで♪まいか」

「からかっとんのか〜?(笑)さき」



嘘だ…嘘だ…辞めてえっ





地獄に堕ちた感覚だった

涙しか出なくて
ベットに一日中いた

あの日すべてを失った


友達ってなに…?
いつめんってなに…?

大好きって何よぉ〜????



「………ふぇ……ッ」



思いだしていると
もう大丈夫なはずなのに
耐え切れない涙がでてきた


「え?ゆーり?大丈夫っ!?」


そこからはなつは何も言わず

ずっと肩を抱いててくれた


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