足音〜with you〜
「なつー!帰ろぉ?」
ゆーりとの出会いは中一
毎日、帰りになつこと相川を迎えにくる
ちっこくて笑顔がはんぱなく可愛い
そんな印象だった
ゆーりは相川を迎えにくるのに
俺はその時間が楽しくて仕方なかった
一年も見てるだけが続いた
伝えようとも思ったが
見てるだけでいいとか逃げてる自分がいた
「お前が告ったらきっとゆーりちゃん、いじめられるね」
小学校からの連れの優紀にいわれた
意味が分からず
「あ?なんでだよ?」
優紀はうわーうわーとか叫びだした
「あのですね....」
話を聞くと俺がモテるから
俺が告るとゆーりがひがまれるってことだった
「俺もてねーよ?」
優紀はシネーと叫び俺は何故か頭をたたかれた
無邪気だったあの頃