足音〜with you〜
二年になってクラス表をみた瞬間思わず
「よっしゃー」と叫びガッツポーズしている自分がいた
「お前本気だったんだな、頑張れよ」
優紀がウィンクしてきた
「きも」
そう呟くとさっさ教室にむかった
「あーー永久おぼえとけよー」
後ろから聞こえる声にクスッと笑いながら
ドアを開ける
ウッ
なんかもの凄い視線を感じるんですけど...
「永久くん、よろしくね」
知らない女たちがどんどん集まってくる
これ漫画みてえじゃん
そう思いながらも、とりあえず
返事はしとく
「席につけー」
担任の声でやっと周りが静かになり
教室が見渡せる
グルーとみわたして一番前の席に目が止まる
髪をばっさりきったゆーりがいた
見た瞬間、目もあってないのに鼓動がはやくなって
恥ずかしくて俯せになった