マイブームは君。

それから尋に今日あった事を話した。


涙は止まらなくて。


尋は真剣に聞いてくれた

そして
「涼のやつ好きな子いたのか…俺にも言ってねーぞ」

って
ちょっと不機嫌になった。

そりゃあ親友の好きな人知らなかったらいやだよね。


「お前まだ泣いてんのかー?」

だって
止まらない

「ご、ごめ…っ」

「いーよ。好きなだけ泣け」

そういった尋は
私の頭を撫でてくれた。


それから涙がとまるまで
側にいてくれた。


すっかり外は真っ暗になった。

「泣き止んだか?」

「うんっ…ごめんね、尋…それと…ありがと。」

「いいよ!それに、まだ涼に好きな子がいるってだけの話だろ?付き合ってねーんだからまだまだ可能性はある!!!!!だから、簡単に諦めんなよ!」

尋はまた力強く気持ちを軽くしてくれる。

「…ありがと!!うん…諦めないっっ」

尋も涼くんのいい所をたくさん知ってる。

だから

こんなにアドバイスをくれるんだろうなぁ



だけど実際…
明日、涼くんを見るのが怖い。

君を見ればあの子の事を見ているかもしれない。

決定的な事実をまだ受け入れたくない自分がいた。
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