Love&Cocktail

「ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーよ!!」




「きゃあっ!!」




斗真は拳を振り上げる。




優人さんっ…!!













「人の女に何してんだよ」




――えっ?




聞き覚えのある声にあたしは顔を上げた。




「ゆ、うと…さん…!」




そこにいたのは、斗真の拳を軽々と押さえ付ける優人さんだった。



「な、なんだテメー!」




斗真はキレながら優人さんを睨み付ける。




「あ?俺は乃愛の男だけど。なんか文句あるか?」




優人さんはあたしが聞いたことのないような冷たい口調で話す。




< 101 / 336 >

この作品をシェア

pagetop