Love&Cocktail
ここまで言われちゃったら…断れないよ。
まぁあたしもやってみたいし…。いっか。
「じゃあ…有り難くお受けさせて頂きます」
あたしは笑顔で言った。
「ホントか!?ありがとな、乃愛!」
杣沢さんはあたしの肩をポン、と叩いた。
「はい。じゃあ、あたしはまた準備に……」
「あ、ちょっと待って乃愛」
杣沢さんが何かを思い出したようにあたしを呼び止める。
「はい?」
「今回のパーティー…乃愛ともう1人来るバーテンダーがすごいらしい」
「……?」
もう1人?
バーテンダー…?
「どこのバーの方なんですか?」
あたしは知りたくて聞いてみる。