Love&Cocktail
「じゃあお先失礼しまーす」
「おう、お疲れさん」
夜中の1時、お仕事を終えたあたしは杣沢さんに挨拶をしてバーを出た。
そして駅に向かって歩きながら優人さんにメールをする。
『今お仕事終わったよ〜(・・;)
近いうち、また会いたいんだけど…大丈夫?』
あたしは送信ボタンを押した。
優人さんに会いたい。
最近はお互い仕事が忙しくて全然会えてない。
早くあの温かい腕に包まれたい。
あたしの頭の中は優人さんでいっぱいだった。
――〜♪♪〜〜♪〜
しばらくしてケータイが鳴った。
あたしはすぐにケータイを開いた。
『お疲れ!
俺はまだ仕事真っ最中(汗)。
いいよ、俺も会いたい。
いつがいい?』
優人さん、まだお仕事中だったんだ…。
もう1時だよ…?
なのにあたしのメールに返信なんてしてくれて…
優しすぎるよ、優人さん……。