Love&Cocktail
「ははっ!美島さんは律儀だね。いいよいいよ、同じバーテンダー同士、仲良くしようよ」
佐倉さんはスッと手を差し出し、あたしに握手を求めてきた。
「あ、はい!よろしくお願いします!!」
あたしもすかさず手を出す。
わーっ!
憧れのバーテンダー・佐倉那智と握手しちゃった////
「よし、じゃあ中に入ろうか」
佐倉さんは目の前のホテルを指差した。
「はいっ」
あたしは佐倉さんに続くようにホテルに入る。
パーティーの会場内に入ると、凄く派手に飾り付けがしてあった。
そして両脇に1つずつバーベースがある。
「美島さん、どっちがいい?」
「え?」
「バーベースの場所だよ。右側がいいか、左側がいいか。」
あ、そーゆうことね。
「じゃあ…あたしは右側で」
「ん、了解」
佐倉さんはすんなり了解した。