Love&Cocktail
ざわつく人達。
優人さんはそんなのも気にせず、あたしを気に掛けてくれる。
「う、ん…。肩に……」
あたしは震える手で右肩を押さえた。
すると優人さんは思い切ったように、いきなりあたしをお姫様抱っこした。
「きゃっ!優人さ……!?」
「すみませんオーナー。お部屋お借りしてもよろしいですか?」
優人さんはあたしを抱っこしたまま、プラチナホテルのオーナーに声を掛けた。
「あ、あぁ。かまわないよ。」
オーナーはマスターキーらしき物を優人さんに渡した。
「行くぞ、乃愛」
優人さんはあたしにそう言うと、パーティー会場を出てしまった。
だ、大丈夫なの〜〜!!?