Love&Cocktail

優人さんはそのままあたしの首筋に指を這わす。




「……っ…」




優人さんの指先を肌が敏感に感じ取って、体が震える。




「可愛い、乃愛…あー、このまま抱きたい……」




優人さんは再びあたしを抱き締めると、保冷剤を当てるのをやめた。




「ゆ、優人さ……」




「乃愛、ごめん。バーベースに戻るの、ちょっと遅くなっても平気?」




優人さんは保冷剤を当てていた所に薬を塗り、テーピングした。




「え、う…ん……」




あたしは戸惑いがちに返事をする。




なんだろ……?




「よいしょっ」




優人さんは救急箱や保冷剤をベッドサイドのテーブルに置き、あたしを見た。




「乃愛、可愛すぎ。このまま抱かせて?」




そう言われて、あたしの体はベッドに押し倒された。




へっ?




え〜〜〜〜!!?




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