Love&Cocktail
「じゃあ戻るか。ほら、服ちゃんとして」
優人さんはベッドから降りると、あたしを立たせ、乱れた服を直してくれた。
「……優人さんの手って…凄く綺麗…」
あたしは自分のボタンを止めている優人さんの指に触れた。
細くて長いのに、節が骨っぽくて凄く男らしい。
大人の男の人の手って感じ…。
「ふっ、その台詞…俺も乃愛に言ったことあるよな」
優人さんはクスッと優しく笑った。
「あ…確かにそうだね」
あたしはエヘヘと笑った。
なんかいいなー。
こういうの。