Love&Cocktail
――ガタンガタン…
電車が来て、たくさんの人が乗り降りをする。
あたしはその人達に混ざりながら電車に乗り込む。
はぁ…。
疲れたなぁ…。
あたしは寝そうになりながらも、なんとか意識を保っていた。
『次はー渋谷ー渋谷です』
あたしが降りる駅の名前が放送され、あたしは降りる準備をする。
ザワザワ……。
電車を降りれば、相変わらず人が多い渋谷駅。
あたしは少々うんざりしながらも足を進める。
「――ねぇねぇ!キミ可愛いね!1人?」
いきなり後ろから声を掛けられて、あたしは振り向く。
見ると…そこにいたのは金髪のチャラチャラした男の人だった。
しかも2人もいるよ…。
あたしはあからさまに顔を歪めた。