Love&Cocktail
優人さんの体温が凄く愛しい。
あたしを抱く優しい腕が愛しい。
“乃愛”って優しくあたしを呼ぶ甘い声が愛しい。
「火傷……痕残らなくて良かった」
優人さんはあたしの右肩にキスを落としながら優しく笑う。
「優人さんの…おかげだよ…」
あたしは微笑みながら言った。
すると優人さんはクスッと笑い、
「乃愛の肌に傷が残るのが嫌だったから」
と甘く囁いた。
そしてそのまま脚に手が触れる。
「ひゃっ…」
あたしは思わず優人さんの肩を掴んでしまった。
「乃愛……俺に全部ちょうだい。全部を…俺に預けて……」