Love&Cocktail
バレンシア
行為を終えた後、あたしはソファの上で優人さんの腕に包まれていた。
優人さんはあたしのむき出しになった肌に、脱ぎ捨てられた自分のシャツを掛けてくれた。
「可愛かったよ…」
優人さんはチュッとあたしの頭にキスを落とす。
「恥ずかしいよ……////」
あたしがそう言って俯くと、優人さんは面白そうにあたしを抱き締めた。
「俺に抱かれてる時の乃愛はさ…いつもより可愛くて色っぽいよ」
色っぽい…?
あたしが色っぽいわけないよ…。
「優人さん誉めすぎ…。あたし、色っぽくなんかないよ……」
「ふっ。乃愛は気付いてないだけだよ」
あたしは優人さんの背中に腕を回した。
素肌が密着して…気持ち良い。
「優人さんだって…あたしを抱いてる時は……いつもよりカッコいいし…色っぽいよ……」
あたしはクスッと微笑んだ。