Love&Cocktail
優人さんと一緒にキッチンに向かう。
キッチンに入ると、優人さんは冷蔵庫からいくつかお酒の瓶や、シェイカー等を出してくれた。
「これ使って。もしこの酒じゃ無理だったらオリジナルでもいいから」
優人さんはニコッと微笑むと、あたしの肩をポン、と叩き、キッチンから出ていった。
「うん!ありがと…」
あたしは優人さんにお礼を言うと、カクテルを作り始めた。
「よし…作るか」
アプリコット・ブランデー、オレンジ・ジュース、オレンジ・ビターをシェイカーに入れ、シェークする。
そしてカクテル・グラスに注ぐ。
うん…。
完璧!
これなら優人さん、喜んでくれるよね。
あたしは期待に胸を膨らませながら、出来上がったカクテルを持ってリビングに向かった。