Love&Cocktail
「俺なんかに気を取られてる暇があったら…せめて仕事に専念してくれよ。君達の男関係になんて、いちいち口出ししてないんだからさ」
「…………」
俺は黙りこくる3人を鋭く見構える。
「それが出来ないんだったら、もうここを辞めてくれ。彼女がいるって分かってるくせに言い寄ってくるわ、仕事には集中しないわ……居られても迷惑なだけだよ」
キッパリ言ってやった。
これくらい言わないと…この子達は分からない。
いや、分かろうとしないだろう。
「……はい…分かりました。…失礼します」
3人は脱力した様子で俺のデスクから離れ、オフィスを出ていった。
「ふー…」
疲れた…。
マジでああいう連中がいると疲れる。
あの3人のような社員がいると、会社自体の印象も悪くなる。
仕事に集中しない、話してばかりいる…。
あげくの果て、制服まで着崩し。
俺に言い寄り。