Love&Cocktail
「お待たせ致しました“ミント・ジュレップ”です」
あたしは2人分のカクテルを差し出した。
「いただきます」
「おーっ、美味そう♪いただきまーすっ」
優人さんと京さんはカクテルを飲む。
そして2人とも顔をほころばせた。
「美味い。やっぱり乃愛の作るカクテルは最高だな」
優人さんはグラスをなぞると、あたしに微笑みかけた。
「ありがと…。優人さん」
あたしはフニャッと笑った。
やっぱり…優人さんに誉めてもらえるのは嬉しいな。
「うまーーッ!!やっばいな!!つか乃愛チャン天才!!」
京さんは興奮気味に話す。
あたしはなんだか、その光景が可笑しくて笑ってしまった。
「クスクス。ありがとうございます」