Love&Cocktail
優人さん…お仕事大丈夫なのかな。
ただでさえ、課長さんて役職で疲れてるのに…
あたし、風邪なんか引いちゃって…ホントに申し訳ないなぁ…。
あたしは優人さんのジャケットにしがみつきながら、そう思った。
しばらくして、優人さんがお粥を持って寝室に入ってきた。
「おまたせ。これ食べて」
優人さんはベッドの横にあるミニテーブルにお粥を置いた。
「ん……あり、がと…」
あたしはゆっくり体を起こそうとした。
すると優人さんはあたしの背中を押さえ、起こしてくれた。
「食べれる?ちょっとでもいいから食べような」
優人さんはお粥を一口すくうと、あたしに微笑んだ。
「うん……」
あたしがそう返事をすると、優人さんはあたしの肩を抱いた。