Love&Cocktail
「はい、口開けて?」
優人さんは自分の口をトントン、と指差した。
な、なんか恥ずかしいなぁ…。
優人さんに食べさせてもらうなんて…////
「クスクス。もしかして照れてる?」
「……っ////!!」
優人さんは可笑しそうに笑いながらあたしを見る。
あたしは顔を熱くした。
もーっ!
恥ずかしいよぉ〜////!!
すると急に口の中にスルッと温かい物が入ってきた。
あたしは本能的に口をモグモグと動かした。
ん?
なんだろ…けど美味しい。
咄嗟に横を見ると、優人さんがレンゲを持ったまま笑っている。
あ。
優人さんが食べさせてくれたんだ…。
こんな一瞬の隙に食べさせるなんて凄いなぁ(笑)。
「どう?食べれそう?」
「うん。凄く美味しい」
「よかった」
あたしがそう言うと、優人さんは安心したように目を細めた。