Love&Cocktail
「離れるなよ…寂しいだろ?」
優人さんはあたしをグイッと抱き寄せ、自分の元に戻した。
「……っ…////」
むき出しの背中に腕が回り、あたしは頬を赤くする。
「クスッ。乃愛の肌、スベスベで気持ち良いな」
そう言いながら、あたしの背中を撫で回す。
「ひゃっ…////!」
背中に感じる優人さんの指の感触に、ブルッと身を震わせる。
「細いなぁ…。肩とかすげぇ“女の子”って感じだし」
優人さんはあたしの肩を優しく撫でる。
「ん……そんなことないよ…」
あたしは恥ずかしくて俯いてしまう。
「乃愛みたいな可愛い子が俺の彼女なんて……夢みたいだな」
嬉しいことを言ってくれる優人さん。
「そんなの…あたしもだよ…。優人さんみたいなカッコいい人があたしの彼氏なんて……夢みたい」
あたし達は微笑み合うと、唇を重ね合った。
大好き。
愛してる。
ずっとずっと、あなただけ――…