Love&Cocktail
「大丈夫。乃愛、夕飯まだだろ?どっか食べ行こうか」
「あ、うんっ」
優人さんはニコッと笑うと、助手席のドアを開けてくれた。
「ありがとう」
あたしはそう言いながら車に乗り込む。
「乃愛、今日の服凄く可愛いね」
優人さんがいきなりサラッと服のことを誉めてくれた。
あたしは突然すぎて少し沈黙。
「えっ、あ、ありがと!」
あたしはアタフタしながら言った。
「クスクス。俺に見せるために…こんなに可愛くしてくれたの?」
優人さんはあたしの髪にそっと触れた。
細くて長い指が髪に触れて、ドキンと胸が鳴る。
し、しかも顔近いし////!!
「……乃愛?」
「……う…ん…」
あたしは恥ずかしくて視線を泳がせる。