Love&Cocktail
「優人さん……」
あたしはそっと優人さんの大きな手を包み込むと、自分の胸の膨らみに当てた。
「……っ…乃愛…?」
優人さんはびっくりしたみたいで、目を開いてる。
今…すごく優人さんとしたい気分……。
優人さんの熱い体温に包まれたい…。
「……しよ…?優人さん…」
自分で言っておきながら、優人さんの手を包んでる手が震える。
こんなことしたの初めてだから……
心臓がドキドキうるさい。
「……乃愛のお願いなら…断れないな」
優人さんはクスッと笑うと、あたしのおでこにキスをした。
「……ここでいい?それともベッド行く?」
優人さんは妖艶な瞳であたしを見る。
「ここで…いい……」
あたしはゆっくりと、優人さんの背中に腕を回した。