Love&Cocktail
シャンゼリゼ
――翌日、昼。
「へ、変じゃないかな……」
あたしは全身鏡の前に立ち、自分の姿を確認する。
この間買ったばかりのピンクのカットソーに、薄いマロン色のシフォンスカート。
メイクは可愛い系で。
何度デートしても、優人さんに可愛いって思われたいのは変わらない。
優人さんはあたしにとって最高の彼氏。
他の男の人になんて…目が行かない。
――〜〜♪〜〜♪♪〜
あれこれしてたらケータイが鳴った。
優人さんから電話だ!
あたしは急いで出る。
「はいっ!」
『乃愛?着いたんだけど、大丈夫?』
「うんっ♪今行くね!」
『おう、待ってる』
――ピッ…
電話を切ると、あたしは部屋の戸締まりをする。
そして部屋を出ると、急いで優人さんの元へ向かった。