Love&Cocktail
この人達があたしの大切な家族。
お母さんがいなくても…幸せにやっていける。
そう思って暮らしてた。
「乃ー愛っ♪」
「きゃっ…////」
後ろから抱き着かれて、びっくりするあたし。
犯人は…紛れもない、優人さんだ。
「お、包丁の使い方上手いな!さすが女の子♪」
優人さんはあたしのお腹辺りに腕を回し、肩に顎を乗せた。
「ゆ、優人さ……」
「ん?何?」
うなじに熱い吐息が掛かり、あたしは顔を赤くする。
「あ、あっち戻ってて!危ないから!」
「えー?」
「いいから!」
あたしがそう強く言うと、優人さんはしぶしぶと戻っていった。