Love&Cocktail
そのまま首筋に唇が降りてきて、体がビクッと反応する。
そして味わうように甘噛みされる。
「あ…長谷川、さ……」
あたしはその優美な感覚に思わず声を漏らす。
すると長谷川さんはあたしの首筋から顔を上げると、ジッと見つめてきた。
「ねぇ…このまま…俺の部屋、来ない?」
えっ…部屋…?
あたしはドキッとした。
つまり…それって……。
「俺は…今すぐにでも君を抱きたい。乃愛が欲しくて仕方がない」
甘い甘い囁きに身体中が心臓になったんじゃないかって思うくらい…ドキドキした。
長谷川さんの真っ直ぐな瞳に捕えられて逃げられない。
ううん、逃げたくもなかったんだ…。
「……長谷川さんのお部屋に…行きたい、です…。」