Love&Cocktail
「……っ…会い、たい…よ…」
店内にはあたしのすすり泣く声だけが響く。
「会いたいよ…優人さんっ……!」
あたしはそのまま泣き崩れた。
あと1ヶ月なのに。
もうちょっとだけ我慢すればいい話なのに。
もう、あたしには無理みたい。
「相変わらず泣き虫さんだな、乃愛は」
―――え…?
あたしは耳を疑った。
う……そ………
この声って………
あたしはゆっくりと振り返った。
メニュー