Love&Cocktail
「ゆ……うと…さ、ん……?」
「ただいま、乃愛。」
優人さんは変わらない優しい笑顔であたしを見つめる。
透き通ったセピア色の瞳。
優しい笑顔。
あの頃と何一つ変わらない――…
「優人さんっ……優人さんっ…!!」
あたしは勢い良く優人さんの胸に飛び込んだ。
涙が止まらない。
優人さんに会えたことが嬉しすぎて、嬉しすぎて……
「会いたかったよ…乃愛……」
優人さんはあたしを強く抱き締めると、耳元で囁いた。
「あたしもっ…会いたくて会いたくて……死んじゃいそうだったっ……!」