Love&Cocktail
俺は肩を震わせて泣いているアユミの細い体を躊躇なく、強く抱き締めた。
「やっ…」
そう小さく叫んで、俺から離れようとする。
俺はそんな小さな抵抗にも構わず、抱き締め続けた。
「……好きだ、アユミ…」
気付けば、そんな言葉が俺の口から溢れていた。
そしてアユミの肩に顔を埋めた。
アユミはビクッと体を強張らせ、ギュッと俺のシャツを握り締めた。
「あたしも…好き、なの……」
アユミは震える声で俺の告白に答えてくれた。
歌声のような透き通った綺麗な高い声。
俺はアユミのことがどうしようもなく愛しくなり、そのままアユミの体を押し倒した。