Love&Cocktail
フォールン・エンジェル
――カチッ
あたしはライターの擦れる音で目を覚ました。
自分の体を見ると、胸元辺りまで掛けられたシーツ。
ん…?
あたし…寝ちゃってた…?
隣を見ると長谷川さんが上半身を起こして煙草を吸っていた。
オレンジのライトに照らされた横顔。
綺麗…。
すごくかっこいい…。
あたしはその横顔に見とれてしまっていた。
「あ、ごめん。起こした?」
長谷川さんは煙草を消すと、あたしの頬を撫でてくれる。
「いえ…大丈夫です…。」
あたしは頬を赤らめながら呟いた。
どうしよう…。
なんかすごく恥ずかしい…////
長谷川さんはそんなあたしに気付いたのか、クスッと微笑みあたしのむき出しになった肩に触れた。