Love&Cocktail
「うん…あたしも欲しい。あたしは優人さんの彼女なんだって…証が欲しい」
あたしは優人さんの目を真っ直ぐ見て言った。
「ん、良かった。じゃあ…選ぼっか?」
優人さんはあたしの手を柔らかく握る。
「わー…みんな綺麗…」
あたしはガラス張りの棚に手を当てて、リングに見入る。
みんなキラキラ輝いていて…すごく素敵。
「乃愛はこれなんか似合うと思うけどな」
優人さんは1つのリングをあたしの指にはめてきた。
「わ…キレー!」
あたしは指にはめられたリングに触れた。
全体的にピンクゴールドでシンプルなのに、綺麗。