Love&Cocktail
「〜〜〜っ/////」
「ぷっ。可愛いー、乃愛」
優人さんは唇を離すと、真っ赤になっているあたしの頭をよしよしと撫でた。
「よし、そろそろ行くか」
「う、うんっ」
あたしは優人さんに手を引かれながら東京タワーを出た。
外に出ると、少し肌寒かった。
「ちょっと寒いな…。乃愛、乗って」
「お願いしまーす…」
あたしは優人さんに促され、車に乗り込んだ。
はー…。
なんか緊張してきた。
これから優人さんとすると思うと…胸がドキドキ言ってうるさい。
またあの熱い体温に包まれて、頭がおかしくなりそうな感覚に襲われると思うと…
体が熱くなる。