Love&Cocktail
「う…わ……」
部屋に入った途端、あたしは歓喜の声を漏らした。
すごく綺麗な夜景…。
あたしは窓ガラスに手を当てて外を覗き込んだ。
「ふっ、乃愛は夜景とか好きだよな。」
優人さんはあたしの横に来ると、優しく肩を抱いた。
「うん…けっこう好きだよー」
あたしはハニカミながら言った。
こうして優人さんがあたしの傍にいてくれると凄く安心する。
嬉しい。
すごく幸せ――…
「乃愛……」
優人さんはあたしの名前を呼びながら顔を近付けてきた。
あたしは答えるように優人さんの首に腕を回した。
ソッと重なった唇。
離れてはまた重なって
あたし達はお互いを激しく求め合うように唇を重ねた……。