Love&Cocktail

「う…わ……」




部屋に入った途端、あたしは歓喜の声を漏らした。




すごく綺麗な夜景…。




あたしは窓ガラスに手を当てて外を覗き込んだ。




「ふっ、乃愛は夜景とか好きだよな。」




優人さんはあたしの横に来ると、優しく肩を抱いた。




「うん…けっこう好きだよー」




あたしはハニカミながら言った。



こうして優人さんがあたしの傍にいてくれると凄く安心する。




嬉しい。
すごく幸せ――…




「乃愛……」




優人さんはあたしの名前を呼びながら顔を近付けてきた。




あたしは答えるように優人さんの首に腕を回した。




ソッと重なった唇。




離れてはまた重なって




あたし達はお互いを激しく求め合うように唇を重ねた……。




< 89 / 336 >

この作品をシェア

pagetop