Love&Cocktail
――…ギシッ
「………ん…っ…」
「……っ…乃愛…」
静かなベッドルーム。
そこにはあたしと優人さんの掠れた甘い吐息と、ベッドが軋む音だけが響いていた。
「乃愛…俺を見て…俺だけを感じて……」
「……んっ…優人、さ…ん…」
押し寄せる快楽の波に、あたしは優人さんの背中に必死にしがみつく。
そんなあたしを見て優人さんは満足そうに優しく目を細めた。
「好…き……大、好き…」
あたしはうわ言のように呟く。
優人さんが好き…。
優人さんしか…いらない……。