大嫌いで、大好きな君
そのあとは、ミユといつもどうりに喋っていた。
ミユは本当に相談に乗ってくれてうれしかった。
やっぱりミユは親友だよ。
そして、休み時間が終わってまた授業。
そしてレイタと喋ろうと思ってた。
もちろん、緊張した。
でも、がんばって話しかけたらレイタは笑顔で振り向いてくれた。
その笑顔に心臓がやばい。
体中がドキドキしてる。
脈拍が速すぎる。
でもあたしらしさを保った。
そして普通に喋っていた。
レイタと話すとやっぱり楽しくて、
最初は話すことなんかなかったのに、すごい話が弾んじゃうよ。
そして話がひと段落ついたとき、アユムに話しかえられた。
「ゆうさー、今日暇?」
「え?なんで?」
「久しぶりに遊びにいかね!?」
アユムがすごいニコニコして話しかけてきた。
え…、レイタ聞いてるよ…。
まえのあたしだったら、きっと行ってたよね。
でも、今は自分の気持ちを知っている。
誤解されるようなことはしたくない。
だから…。
「あたしいいや」
ちょっと冷たかったけどそういった。
だって、誤解だけは本当に勘弁。
アユムに「ごめん」とつけたし、あたしはノートを写し始めた。
なんかアユムに悪いけど…。