大嫌いで、大好きな君

ミユはあたしのことを慰めてくれた。



「ゆう、辛いよね…。大丈夫だよ、レイタそんな気あるかわからないじゃん」




フォローしてくれるミユの優しさになきそうになった。
でも、やっぱり立ち直れそうになかった。
あんなに、初日から仲いいところ見せられたら。
だって、2人とも普通に笑いあってる。
ただ、言葉を交わすだけの会話じゃない。
あのときのレイタ、少しだけど
すごく楽しそう。
本当に笑ってた。
あの笑顔…あたしにつくれる自身はない。




アヤちゃんだから見れる笑顔。
アヤちゃんだから見せる笑顔。
そうゆうのがあるのかな…?



そう思うと悲しみがこみ上げてきた。



でも、ミユに心配かけさせられない。
だからあたしは立ち上がり、笑顔で「平気」そういった。
するとミユは心配そうだったけど笑顔で「そっか」って言ってくれた。





本当はすごい悲しかった。
けど、これが現実なんだ………。